モノトーンの春型のアカボシゴマダラ(特定外来生物)が食草のエノキから地面近くのフキの葉に舞い降りると、ゴマダラチョウも飛んできて向かい合った。何やら、お互いの黄色い口吻で口論しているように見えたのが面白く、お互いのセリフを想像すると愉快になった。(「ここは日本の関東だぞ!」「好きで来たんじゃないやい」etc.)
アカボシゴマダラ(外来種)
タテハチョウ科
特定外来生物
落葉広葉樹林が生息環境で、幼虫の餌はエノキであり、市街地でも発生する。樹上や林縁を緩やかに飛翔し、葉上によく静止する。樹液や腐果などで吸汁し、路上で吸水も行う。奄美大島に分布する在来のものとは亜種が異なり、中国より人為的に持ち込まれたと考えられている。1998年に神奈川県藤沢市で記録されて以降、分布を拡大し、現在では南関東を中心として定着、東北地方南部から中部、東海、近畿地方でも確認されている。
ゴマダラチョウ
タテハチョウ科
北海道~九州に分布する。平地から低山地の樹林地に広く生息し、幼虫の餌はエノキ。本種は、都市近郊の公園や人家の庭、社寺など、ちょっとした樹林がある場所にも生息しており、冬期にエノキの根元の落葉を探すと幼虫を観察することができる。幼虫は見つけやすいものの、成虫は比較的観察することが難しい。外来種のアカボシゴマダラと食草が共通することから、アカボシゴマダラとの競合が懸念される。
認定NPO法人
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
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